2012年8月15日 

   民主と人権 第99号

99−1
 「なくせ原発」怒りはじけた
   「さよなら原発10万人集会」

 7月16日、宮城県亘理郡山元町への東日本大震災支援ボランティアに参加した帰り、東京の代々木公園で開催される「さよなら原発10万人集会」に参加することになり、娘と一緒に参加しました。10万人ってどれ位の規模なのか想像がつかないけれど、体で感じることができたらと代々木公園をめざしました。
 原宿駅から歩き始めましたが、人・ひと・人でなかなか集合場所にたどり着けません。第一会場では、講演が始まってる様子ですがよく聞こえません。やっと大阪から参加した医療生協かわち野の仲間と会うことが出来ましたが、中央舞台からはずれています。
 3コースに分かれてパレードに出ますとの案内があってもなかなか動き出しません。かわち野の判断でパレード参加はあきらめて渋谷駅をめざすとのこと。
 私たちは2〜3人ならパレードに紛れ込めるかもと、原宿駅のほうへ向かいました。途中、太鼓をたたきながら踊る元気な若者、原発ゼロを訴えるグループ、ちんどん屋の笛や鐘、警察は我々のデモを妨害しているとマイクで訴える団体、歩道橋の上で日の丸の鉢巻きをして手すりを棒でたたいている外国人…。いろんな人が集まっているんだなと思いました。駅に近づくと号外が配られていました。おじさんが落としそうなぐらい抱えていたし、見慣れた新聞だったので配るのを手伝いました。
    (長瀬支部・森本五月) 二ページへつづく

99−2
  安心して暮らせる地域を
     震災ボランティアに参加

 7月13日〜15日、近畿ブロック医療福祉生協が呼びかけた、宮城県亘理郡山元町への東日本大震災ボランティアに娘と2人で参加しました。昨年、山元町で泥出しボランティアに参加させて頂いて、是非また訪れたいと思っていました。今回は「夏の夕べ」のお手伝いということなので、私の得意分野だと思い申し込みました。
 テント張りから始まり、フリーマーケットの品物並べ、来られた方に一人2品を選んで持ち帰って頂く。一人でも多くの参加を願いながら…。11時30分からですが、気がつけば1時間ほど前から品物をゲットされていたおばあちゃんのグループ。今回、宮城県南医療生協の組合員さんや職員の皆さんと、地域の方々に楽しい一日を過ごして頂きたいという思いでともにがんばれた事が、私の自信にもつながりました。娘は綿菓子コーナーで砂糖にまみれながら、ふっくら綿菓子を子どもたちに渡していました。貴重な経験をさせて頂きました。
 「夏の夕べ」が終わり、被災地見学に出る前に、昨年泥出しをしたIさん宅をひと目見たいと歩き出しました。常磐線を境に海側の地域は特に被害が大きく、未だに住んでいらっしゃる方がいないようでした。近づくにつれ見えてくるビニールハウス、色とりどりの花が植えられたお庭、もう涙が出そうになりました。でも私たちが泥を出した一階のお部屋はまだ床も剥がされたまま手が付けられていない様子。お家の方とお会い出来ませんでしたが、どんな気持ちで花を植え、どんな気持ちで野菜を育てられたのかなと思うと胸が痛みます。私たちの出来ることって限られています。地元の方々の心に寄り添って、安心して暮らせる地域をつくって頂きたいと思いました。   (長瀬支部・森本五月)

 「原発いらん」浪速区民集会
   日本は自然エネルギーの宝庫

 浪速9条の会は、7月27日、浪速区民センターで「原発いらん」浪速区民集会を開催しました。集会では平和問題研究家の長尾正典さんが、具体的な数字とプロジェクターをつかって話されました。
 まず原発を克服する技術が今の世界にはないこと、収束に何万年もかかることなど原発の恐ろしさが。そして、日本は、太陽光発電、風力発電、地熱発電、小水力発電と自然エネルギーの宝庫であり、技術的にも世界に誇るものを持っていることが強調されました。
 参加者は、原発の恐ろしさと同時に、原発を廃止して自然エネルギーへの転換が可能であること、電力が足りないというマスコミや電力会社の報道に惑わされることなく自然エネルギーへの転換を求める運動を大きく広げていくことへの思いを強めていました。
 集会後、「原発いらん」コールでパレードをおこないました。

99−3
  最高裁が上告棄却
   大阪市は人権協会に3億8千万円請求せよ 

 大阪市の市有地で駐車場を運営していた社団法人「大阪市人権協会」が、契約通りの納付金を市に納めなかったとして、市民団体「未来を開くオンブズマン」のメンバーが大阪市長に対し、2005年度までの4年間分の約4億8千万円を協会に請求することなどを求めた行政訴訟で、最高裁は7月17日、市の上告を棄却する決定を出した。市に対し、協会に約3億8千万円を請求することを命じた一、二審判決が確定する。
 市によると、最高裁の判決は、市が協会に管理委託していた駐車場について、02〜05年度に協会の不当利得や市への未納付金があったと認定した。市によると、駐車場の管理委託は09年6月に終了しているという。  (7月19日 産経新聞)

 判決の概要
 決定文書
1、本件上告を棄却する。
2、本件を上告審として受 理しない。
3、上告費用及び申立費用 は上告人兼申立人の負担 とする。

 原判決
 (平成23年3月24日、 大阪高等裁判所)の概要
(1)未利用地(駐車場等)の管理委託
・被告は、社団法人大阪市人権協会に対し、平成14年度から平成17年度までの未納府金1億7903万1184円を支払うよう請求せよ。
(2)市営住宅付帯駐車場の管理委託
・被告は、社団法人大阪市人権協会に対し、平成14年度から平成17年度までの駐車場の利用料から生じた不当利得金2億539万6544円及びこれに対 する平成19年6月1日から支払済みまで年5分の割合を支払うよう請求せよ。

○請求額の合計
 3億8442万7728 円+(2)に係る利息

 判決後の対応について
・地方自治法の定めに基づき、判決確定後60日以内の日を期限として、社団法人大阪市人権協会に対して支払請求をおこなうこと。


 2012年 秋の憲法学習講座
  憲法を力に大阪と日本を変えよう
 日 時 9月17日(月・祝)午後1時30分〜4時40分
 場  所 エルおおさか南館5階ホール
 第1講座(テーマ)「憲法をめぐる情勢と憲法闘争の課題」
      講 師:木下智史さん(関西大学教授)
 第2講座(テーマ)「橋下『維新の会』の本質とねらい」
      講 師:中村正男さん(日本共産党大阪府委員会政策委員長)
     主 催:大阪憲法会議・共同センター    

99−4
  これでいいのか東大阪市の市営住宅
   S20年〜30年代建設の
       木造住宅の建替計画なし 

 東大阪市には、市営住宅が3535戸建設されています。
 その中で、市は、昭和40年代に旧耐震基準で建設した一般市営住宅3団地の建替え計画(H24年〜38年)について明らかにしているだけです。耐用年数が経過し居住性や防災性などに問題がある昭和20年〜30年代に建設された木造住宅320戸について、建替え計画はありません。
 一方、「旧同和」向け住宅では、すでに平成21年から、耐震性の確保と高齢化対策等が急務とし、建替えにより住宅の安全性と居住性の確保を優先していくとし事業が進められています。
 平成17年度から公募による「空家募集」が年2回実施されてきましたが、「旧同和小学校区」(現在は中学校区)優遇でおこなわれています。「空家戸数」(H23年3月・別表)が502戸と年々増加、退去者が入居者の2倍以上となっています。
 空家をいつまでも放置していては、安全・安心なまちづくりからも問題です。一日も早く公募し、空家を無くしていくことが求められるのではないでしょうか。
 
  【参考資料】
・2010年度決算審査特別委員会 (2012年6月・日本共産党市議団)
・東大阪市包括外部監査結果報告書 (東大阪市ホームページより)
・市営住宅のストック活用計画について(東大阪市ホームぺージより)
・東大阪市営住宅ストック総合活用計画(大規模2団地編 概要版)(案)

99−5
  北蛇草・荒本住宅はすでに
   H21年度から建替・改修が進められています 

 管理戸数、入居戸数、退去戸数、空き家戸数
        (平成23・3・31現在)建築部 住宅改良室 

 東大阪市営住宅ストック総合活用計画
        (大規模2団地編 概要版)

 安心して住みつづけられる市営住宅を
 現在、市営住宅は高齢化とともに病弱者や母子家庭など低所得者が多く住むまちへと変わりつつあります。
 住民自治が息づき、若者からお年寄りまで誰もが安心して住みつづけられる市営住宅にするためには、市には次のようなことが求められているのではないでしょうか。

@「校区限定」の優遇措置をやめ、一般公募戸数を大幅に増やすこと。
A若年層の入居を増やす措置をおこなうこと。
B計画的に保守・改修・建替えなどをおこなうこと。
Cエレベータやスロープ・手すり設置など段差解消のバリアフリー化をすすめること。
D劣化が激しい外壁の塗り替えを計画的にすすめること。
E住宅改良室と住宅政策課を一つの課(室)にすること。
  六ページへつづく

99−6
 いつまで放置するのですか
   市営作業所・倉庫使用料滞納 最高312万円・170ヶ月
 作業場・倉庫滞納月数、滞納金額ワースト10 (経済部モノづくり支援室)
    A地域(2010年度決算) 

    H地域(2010年度決算)

 店舗使用料滞納  最高407万円・165ヶ月

  店舗、滞納月数、滞納金額ワースト10(A・H地域あわせて)
         (2010年度決算)経済部商業課

 店舗使用料滞納 最高407万円・165ヶ月    

 平成20年度外部監査報告書によると、住宅改良室、経済部が所管している事業所(店舗)の空きが16戸あります。

99−7
  子どもの心を育む教室と授業づくりを
       大阪はぐるま研究集会

 8月2日(木)・3日(金)エル・おおさかにおいて第38回大阪はぐるま研究集会が開かれました。参加者は152名で当初の予想を上回りました。主催者あいさつの後、大教組末光章浩教文部長が「過度の競争と切り捨てでなく、夢と希望を育む教育の推進」と題して特別報告。いま大阪府下でおこなわれている教育実践を紹介し、参加者を激励しました。一日目の午後と二日目の午前は10分科会と1講座に分かれて研究討議。社会科・生活分科会では、谷口正暁民権連委員長が「大阪における部落問題と人権教育をめぐる諸課題」を報告。12年大阪府「人権問題に関する府民意識調査報告書」を取り上げ、「過去の人権問題についての学習経験が現在の人権意識に何ら効果がないことが明らかになったこと」、を報告しました。分科会では「人権教育」についての関心が高まっているいま、これからも取り組みを強化・発展させていくことが確認されました。午後の全体会は圧巻。模擬授業「ちいちゃんのかげおくり」(授業者 宇土由美子さん)は、授業者の作品の読みの深さ、参加者の的確な発言など、はぐるま研の授業の進め方に参加者の大きな確信を抱かせるみごとな模擬授業となりました。記念講演は、絵本作家 きたやまようこさんの「絵本が生まれるとき」。きたやまさんの豊かな発想に参加者は魅了されました。

  東播地区の合宿研究会に
   エネルギーをもらって

 8月4日(土)・5日(日)兵庫県三木市教育センターにおいて第27回東播地区「平和と平等と人権のための合宿研究会」が開かれ、のべ78名の参加がありました。報告は、@「ハシズムストップ!橋下大阪市長の『維新改革』のウソ」(大阪民権連 谷口正暁)、A「人権尊重」と三木市政(三木市議会議員 大眉 均)、B「地域に根を張り、市民の生活と健康、命を守る運動を前進させるために」(加古川生活と健康を守る会事務局長 山川 博)、C「九条の会運動、町内会活動、農業をはじめ農村部の仕事づくりなど…」(東播人権連会長 前田泰義)の4本。私の報告内容は、「橋下・『維新の会』の暴走を許すな、橋下流『同和行政』の検証」の二つ。橋下・「大阪維新の会」の危険性とそれを許さないたたかいの重要性、橋下流「同和行政」の特徴を報告しました。二日間にわたる熱心な質の高い討論は、初めて参加した私にとって極めて新鮮で、今後の大阪での活動に大きなエネルギーをいただくことができました。  (谷口)

  マスコミ関係者と懇談会
        全国人権連

 全国地域人権運動総連合主催の「マスコミ関係者との懇談会」が7月31日、大阪市内で開催されました。
 第1部は「全水90周年とマスコミ」と題して、報告1「部落問題の現状認識」丹波正史(全国人権連議長)報告2「全国水平社90周年」尾川昌法(部落問題研究所常務理事)報告3「立花町連続差別はがき事件を検証する」植山光朗(全国人権連事務局次長)の3つの報告。報告に基づいて意見交換をおこないました。
 第2部は場所を移して「マスコミ関係者との懇親会」がおこなわれ忌憚のない意見が交わされました。

99−8
  猛暑をふっとばせ
  第49回盆おどり大会

 7月27日、民権連長瀬支部と長瀬北盆おどり実行委員会の共催で、長瀬町ハムコソ神社において、第49回盆おどり大会をとりくみました。
 恒例となった天満鈴若一味による江州音頭、河内音頭、音頭に合わせて踊り太鼓が響き、老若男女が二重三重にも踊りの輪をつくります。猛暑に負けじと踊る踊り子さんにタオルとうちわ、見物人にもうちわを渡し喜ばれました。
 今年は「和氣会々」の仲間がやぐらの前で「雑草の歌」を合唱し大きな拍手。ジャンケン大会は、大人・子どもが一緒にジャンケン、小学生が勝ち扇風機を手にしました。
 会場では、労働争議をたたかう東大阪市環境保全公社職員労組がビールとお茶を出店、夜店も出て、昨年以上に盛り上がった盆おどり大会となりました。
 実行委員会は、猛暑の中、商店街や住宅への寄付まわり、前日の準備と後片付けにと、ケガもなく無事に終わることができたことに喜んでいます。

  「再稼働許されへん」
      関電本店前

 「大飯原発再稼働反対」、毎週金曜日の夕方、大阪市北区の関西電力本店前に響きわたる抗議の声。
 8月3日も、仕事帰りの労働者や、子どもを肩車した父親、地域の高齢者のグループ、青年など2000人の怒りの声に包まれました。
 集会は主催者のハンドマイクにあわせ整然と「再稼働反対、廃炉、廃炉」「子どもの未来を守れ」と関電本社に向かって腹の底から怒りの声を出しました。
 午後7時30分になり、集会解散まえに「原発反対」の一点で一致する各団体が計画しとりくんでいる集会やパレードの訴えと参加協力が呼びかけられました。
 「原発なくせ」の抗議に連帯し、参加者に「デモ割り」で交流してもらおうとの飲食店も現れました。

  原発ゼロの会発足1周年の集い
日時 10月7日(日) 午後1時30分 開会
場所 エルおおさか大ホール
       ご近所パレード
記念講演  安斎育郎・立命館大学名誉教授