2011年1月15日 

  民主と人権 第80号

80−1
 迎 春 2011年元旦
 同和行政の完全終結と
    一斉地方選挙での勝利を!
       執行委員長 谷口 正暁

  語ろう未来への展望
   輝かそう地方自治を!

 昨年も大阪における同和行政の終結にとって画期の年になりました。3月末「大阪人権センター」から解同府連、中央本部、関連諸団体が退去。また、人権協会、人権金融公社も同じ場所に転居しました。このことは、解同への特別扱いを許さない府民の勝利です。府下の隣保館(人権文化センター)からの解同事務所の退去もすすみ、残っているのはわずかとなりました。また、部落問題解決の課題として取り組んできた「住宅公募」も府下的にすすんでいます。
 このように府民とわたしたちの運動は、行政による解同への特別扱いを次々と突き崩してきました。まだ、解同事務所問題では看板をはずしただけとか、「住宅公募」というもののなお特別扱いが完全に払拭されていない問題が残されていますが、今日では特別扱いが許されないことは府民の常識であり行政も認めざるをえなくなっています。
 今年の課題の第1は、4月の一斉地方選挙で協力・共同の関係にある共産党をはじめ革新勢力の躍進です。第2は、子どもからお年寄りまでが安心して暮らせるまちづくりです。第3は、同和行政の完全終結です。@橋下徹知事が解同府連との懇談で約束した「土地に関する調査」を規制する「興信所条例」一部改正制定反対するとりくみ。A今も、学校現場でおこなわれている人権侵害と時代錯誤に満ちた「部落問題学習」を止
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80−2
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めさせることです。第4は、府が昨年11月に実施した「人権問題に関する府民意識調査」を独自に分析し、健全な府民意識を明らかにすることです。
 今年も、府民との協力・共同のたたかいを前進させ、部落問題の完全解決に向けた新たな情勢を切り開いていきましょう。

 4月一斉地方選挙
  貝塚市の未来をひらく
    民権連貝塚支部支部長 明石 輝久

 2011年4月17日告示、24日投票で貝塚市議会議員選挙が戦われます。 私、明石輝久も出馬を決め8度目の挑戦をします。
 4年前の選挙では期待にこたえることができず50票差で次点という残念な結果におわりました。
 捲土重来を期し、この間日本共産党貝塚市委員会委員長として政治革新の先頭にたつとともに、日々のくらしや仕事、経営の相談、福祉や介護、税金や年金の相談など暮らしの守り手として、市民の苦難解決に奔走してまいりました。
 選挙戦は参議院選挙の結果や議員定数削減の動きとあわせ今回も大変厳しく激しい選挙戦が予想されます。現職.新人予定候補などの動きが激しくなっています。
 今、高齢者に負担連続の後期高齢者医療や介護保険、高すぎる国民健康保険、若者をはじめとした深刻な雇用問題など、国の政治が地方自治体や住民の日々の暮らしに苦難を押しつける悪政が続いています。
 自民・公明政治から民主党政権に変わっても同じです。アメリカ言いなり、大企業中心政治のゆがみを正す姿勢がありません。住民が政治の主人公への転換なしには暮らしも福祉も守れなくなっています。
 こんな時だからこそ、地方自治体が「住民の安全、福祉と健康を守る」という本来の目的を果たすことが強く求められます。今回の一斉地方選挙で問われる最大の課題です。
 子ども医療費の3才から6才への拡充、ゴミ有料化に反対し周辺自治体が45円、50円のゴミ袋を導入するなか1枚9円を維持、学校給食の自校直営方式を守る、交通安全対策、同和行政の完全終結へのとりくみ等、貝塚市政での市民本位の前進に力を尽くしてきました。
 28年前、セラミックスの研究・開発に従事していた職を辞し「住民生活を守る、全解連の一員として部落問題の解決をめざす」を公約に初当選、6期24年間の議員活動は「初心貫徹、初心忘れず」でがんばってまいりました。 
 貝塚市は昨年2010年の市長選挙で36年間続いた民主市政が終わりました。民権連貝塚支部も参加している「清潔で公正、民主の革新貝塚市政を進める会」は独自候補の擁立を見送り、現藤原市政を見守るとし、野党としての再スタートをきりました。引き続き、「高すぎる国民健康保険料、介護保険料の引き下げ。市立貝塚病院の診療科の拡充、救急医療の再開。子ども医療費助成を中学3年生まで拡げる。廃止された市独自の高校生の奨学金制度の復活。中小企業・農業の支援。交通難民の解消・公共交通網の充実。ゴミ指定袋1枚9円の原価主義を守る。同和行政の完全終結」など、住民の切実な要求実現の願いに応える、平和・くらし・福祉・教育を守る市民本位の市政の発展めざして全力でがんばる決意です。
 みなさんのご支援とお力添えをこころよりお願いいたします。
 (11年1月11日記)

80−3
 市民交流センター「なにわ」
      正面玄関から荊冠旗がはずされる

 大阪市協  坂東 勝 会長の談話
 12月18日、市民交流センター「なにわ」の正面玄関にあった「荊冠旗」が取り外されたと聞いたとき、ほんまかいなと思いました。後日、自分の目で確かめて「これで一歩前進」と思いました。しかしまだ水平社宣言が掲げられています。今後、「なにわ」「にしなり」以外の市民交流センターも見学し実態をつかんでいきたいと思っています。

 「人権啓発・相談センター」問題で懇談

 昨年10月4日に開設された、大阪市「人権啓発・相談センター」について、@職員数・仕事内容、A相談内容・件数、B市人権協会との関係等、で大阪市人権室と懇談しました。
 市職員14名、相談員12名、相談件数4月〜10月で合計1717件で、その内の「同和問題」は13件、相談件数に対して相談員の数が多いです。
ここも人権協会が指定管理者になっています。新たな「同和」施設である「市民交流センター」や「人権啓発・相談センター」は廃止すべきです。

 共産党大阪市議団
  11年度予算要望

 日本共産党大阪市議団は12月21日、平松邦夫市長に、2011年度大阪市予算編成と「同和行政を完全に終結する」要望をおこないました。

(1)人権行政の名の「同和行政」は廃止し、一般行政のなかでの同和の特別扱いはしない。同和行政終結宣言をおこなう。
(2)新たな「同和」施設である「市民交流センター」や「人権啓発・相談センター」は、廃止する。
(3)人権協会へのいっさいの事業委託や指定管理者選定をやめ、人権協会との関係を断つ。
(4)「同和」未利用地はすみやかに売却する。
(5)人権博物館・部落解放人権研究所など、「解同」主導の施設・団体への委託・助成を廃止する。
(6)教員の「同和」加配を直ちに改める。また、「人権教育」の名による同和教育を廃止する。大阪市人権教育研究会への優遇処置はやめる。
(7)「解同」が主導する研究集会への職員派遣や庁内での「人権研修」をやめる。

お詫び
 前号で、矢立幸市議の名前を八達幸市議と間違いました。お詫びします。

80−4
 心癒されるちぎり絵の世界へ
  作品展 (東大阪人権文化センターで)
 「アネモネの会」は、民権連長瀬支部会員を中心に毎週事務所に集まってちぎり絵制作に励んでいます。
   和紙・ちぎり絵「アネモネの会」の作品

80−5
 和 紙 ち ぎ り 絵

 「和氣愛々」では、高齢者が介護予防のとりくみの一つとしてちぎり絵の制作をしています。
  街かどデイハウス「和氣愛々」の作品

80−6
東大阪市各部へ申し入れ
      民権連長瀬支部

 懇談の申し入れ
 東大阪市からの回答書を検討した結果、10年12月21日、関係各部に以下の諸点について話し合いを申し入れました。

東大阪市人権文化部
1、同和特別法の失効を市政だより等で市民に知らせることについてどうなっていますか。
2、「東大阪市蛇草地区同和事業促進協議会」名の掲示板に関して、行政財産とありますが、それならば一日も早く撤去してください。
3、民権連事務所問題に関しては検討するとあります。検討内容を明らかにし、話し合いの場を持ってください。
4、長瀬人権文化センター内の解放同盟蛇草支部事務所の撤去に関しての、検討内容と、方針を明らかにして下さい。
 人権文化センターの日・祝日貸館業務に関して、現在の利用状況と研究内容について明らかにしてください。
5、地域人権協会に市職員を派遣しているのなら、直ちに職場に戻してください。

東大阪市教育委員会
     社会教育部 
1、長瀬青少年運動広場使用について、東大阪市青少年運動広場条例・規則にもとづいて直ちに市民へ開放すること。その際、地元野球チーム優先使用を止め、使用申請についてはオーパスシステムに組み込み、市民なら誰でも利用しやすくすること。
2、青少年センターの職員数、利用状況、事業内容について明らかにしてください。
 このほか、住宅改良室、健康福祉局(健康部)に申し入れをおこないました。


 日本共産党池田市議
  山元たけし議員の決算反対討論から

 人権文化総合センターからの部落解放同盟をはじめとした同和関連団体の事務所を撤退させたことは、一定の前進であり評価できますが、国で同和行政が終結したにもかかわらず、市では人権行政基本方針を作成して、不公正で法的根拠のない同和行政を事実上継続していることは改めるべきであると考えます。大阪府人権協会、池田市人権協会への公金支出はやめ、「池田市同和教育基本方針」を廃止し、同和教育はやめるべきです。また、人権相談業務は、池田市人権協会への委託をやめ、相談者が来やすい市役所などで、専門知識を持った人を配置して実施すべきであります。   (10年12月10日)

日本共産党島本町議
  かわの恵子は提案します
  (民主島本10月24日より)

 1階の部落解放同盟事務所は明け渡し、同支部は自力で民間に事務所を借りるか、会合の度に「有料」でふれあいセンターなどを使用すべきです。
 一方で、女性や障害者の人権を守ることを目的とする生涯学習団体・社会教育団体の、人権文化センター夜間休日使用に対するニーズは少なくありません。島本町が認めた生涯学習・社会教育団体に対してこそ、申請に基づく夜間休日の使用を認めるべきです。

80−7
 大阪府交渉 (10年12月17日)
        (府)大阪府 (民)民権連

 人権協会に関して
(府)・・ノウハウや専門性を発揮した事業を実施しているのが人権協会である。
(民)・・人権協会は、府同促・市同促・地区協が名称変更したものだ。府同促・市同促・地区協とは部落解放同盟の別働隊で人権侵害をやってきた団体ではないか。
 高校・大学の奨学金に関していえば、「窓口一本化」と称して部落解放同盟の会員でなければ支給させなかった。会員であっても奨学金の5%以上を地区協に上納しなければ打ち切ったではないか。
 同和向け公営住宅入居に関しても、部落解放同盟の言うことをきく者だけを入居させようとしたではないか。
 保育所入所も同様だ。窓口一本化の違法性が裁判で明らかになり、子どもが入所できた後でも、スモック支給などはされず、我々を差別してきたではないか。
人権侵害のノウハウや専門性を発揮してきた団体に人権をそもそも語らせること自体が間違いである。大阪府自身も反省し、人権協会に謝罪させるべきである。
(府)・・事業は大切であり、効率的にやらねばならない。24年度以降、委託事業を公募して選んでいく。基準に基づいてやる。
 「同和地区」の呼称に関して
(民)・・用語の使い方については、今後とも府民に分かりやすいものとなるよう、努めてまいります、とあるが一昨年から同じ回答ではないか。
(府)・・同和問題は残っている。同和というキーワードを使わないと理解できにくい場合には使用する。積極的に使うのではなく慎重に使う、意識調査の場合とか。
(民)・・橋下知事は一昨年民権連との話し合いの中で、この用語については変えていくと発言している。知事と会い確認をする。

 公営住宅問題に関して
(民)・・住宅入居に関して地域限定評価をしている市町村はどこか。
(府)・・東大阪、富田林、箕面の3市である。基本的には一般公募をしていると考えている。
(民)・・富田林市では地区限定である。広報にも地区限定と書かれている。東大阪市はポイント加算をおこなっている。これも公募とはいえない。障害者、生活保護所帯などの優先枠は良いが、地域指定の優先枠は一般公募とは言えない。
(府)・・富田林市などに関しての調査をおこないたい。
(民)・・府営住宅の半減化には反対である。若い所帯も入居できるように入居基準の見直しをおこなえ。
(府)・・公営住宅法の改正がされる予定である。実態に応じて収入基準を定められるようになる。福祉枠、新婚、子育て枠を検討したい。
(民)・・入居承継問題で配偶者だけでなく子どもにも承継できように考えていただきたい。

  八尾市人権部長と懇談
     12月8日

 「同和地区住民」を特定して送付した「市民意識調査」問題について民権連は、八尾市人権部長と懇談をおこないました。

80−8
 箕面支部が市交渉

 12月9日、10日の両日、10月19日に提出した9項目の要求書にもとづく協議をおこないました。
 支部は、桜ヶ丘のまちづくり構想は1985年からはじまり64年建設の星形鉄筋住宅の建替(空家入居)、公園の改修などは未だ完成を見ていません。耐震診断の必要な住宅はやっと来年度に予算化される予定で、毎年部分的に改修工事をすすめている公園は完成図(年度)を設定して計画的に実施すること。また、「部落問題の解決」の今日の到達段階、いかなる状況を作りだすのか明らかにすることなどを求めました。 市は、市役所に部落の所在を問い合わせる事象報告があるなどとして、未だ部落問題の解決には至っていないとの認識を示しました。
 最後に、これまでの同和対策事業の成果と教訓を総括し、同和問題を固定化することなく来年度も協議することを求めました。

 笹持ってこーい
  今宮戎神社で十日戎


 大阪蚤の市めぐり

*お初天神骨董市
 第1、第3金曜日に開催されています。近松門左衛門の「曽根崎心中」で有名なお初天神は、梅田のど真ん中、オフィス街、飲食店が建ち並ぶ中にあります。仕事の合間にお参りする人も多いようです。そのついでに骨董市を見るという感じです。

*四天王寺大師会・太子会
 毎月21日、22日に開催されています。地下鉄の「四天王寺前」から歩くとすぐです。この両日には、とりわけ四天王寺にお参りするが多いこともあり、300もの店が出るようです。日用品から,衣類、雑貨なんでもあるといった感じです。骨董市、蚤の市、フリーマーケット、縁日といったごちゃごちゃ市です。

*新大阪駅東口
 フリーマーケットというか、蚤の市というか、正式名称は福祉フリーマーケットだったかよく分かりません。毎週土曜日に開催されているとのことです。この蚤の市は、骨董品から衣類雑貨、食料品までいろいろなものを売っています。      (亀谷義富)

大阪府教委交渉

と き 1月26日(水) 午後2時〜
ところ ドーンセンター 4階大会議室
*府連役員、各支部からの参加をお願いします。

全国人権連
  同和問題セミナー
     政府交渉
と き 1月27日(木)
    同和問題セミナー
    拡大幹事会
    1月28日(金) 政府交渉
ところ 政府各省

 「国内人権救済機関設立をめぐる問題」学習会
   主催 自由法曹団

と き 2月18日(金)  午後1時〜5時
ところ 大阪弁護士会館   510号室(予定)