2009年4月15日

 民主と人権 第59号

59−1
 WTC否決 4医療制度存続 !
「敬老パス」無料化守った !

 府庁舎のWTC移転反対65、賛成46(無効1)の圧倒的多数で否決。福祉医療費助成制度の改革もストップ。「府ひとり親家庭医療費助成制度の現状維持」「府の文化施策の充実」「大阪センチュリー交響楽団の存続」を求める請願が全会一致で採択されました。一方、私学助成の削減が高校入試にもろに影響。定時制に167人もの不合格者が出たため急遽府教委は167人の補欠募集。不況や雇用破壊が家計を直撃する中、「行き場のない子をつくってはいけない」との教職員の運動が背景に実現できたものです。日本共産党大阪府議団阿部誠行幹事長は、「昨年4月のPT試案以来、福祉や教育、文化を破壊する橋下府政の攻撃に対し、さまざまな分野で、歴史上かってない府民の反撃が広がってきました。その中で、35人学級や福祉医療費助成制度は現行制度を守り、私学助成の削減幅を修正、体育館、博物館など文化・スポーツ施設を存続させました。道理のないWTC移転を否決してきました。大局的には、橋下知事の狙い通りにはなっていないし、府民の世論と運動こそが府政を動かしていることを示したのがこの1年だったと思います。」とのべました。
 大阪市議会では「高齢者の生きがい」とも言われてきた「敬老パス」は継続に。大阪市の当初予算案が修正されるのは戦後初めてのこと。大阪市の「敬老パス」有料化阻止は06年度についで二度目。「大阪敬老パスを守る連絡会」の代表は、「高齢者に喜ばれてきた制度を守れて本当に良かった。関市政以来、現職の市長が出してきた有料化案を二度、撤回させた意義は大変大きい」とのべました。
 民権連は、府民運動の一翼として、同和行政の完全終結、安全・安心、仲良く暮らせる町づくりをめざし今年も奮闘していきます。

59−2
 長瀬支部・富田林支部が市へ要望書
 住民自治の前進と多様な住民が居住する地域へ

 長瀬支部は4月14日、「同和行政の完全終結と施策の充実を求める要望書」富田林支部は3月30日、「若松町の市営住宅家賃の納付について改善を求める要望書」をそれぞれの市に提出しました。

 長瀬支部
  日ごろ、部落問題の解決のためご奮闘されていることに敬意を表します。国の特別法が終了して7年。生活上の格差が解消し、部落問題に関わる市民の理解や協力が大きくすすみ、「部落」とか「同和」とかいうことが生活の中で問題とならない状況まできています。
 2000年8月に出された「東大阪市における同和事業の終結に向けての意見書」は、住宅・環境施策の「当面の改善方策」として、管理業務の改善、家賃の滞納・不正入居等の徹底解明と一掃、入居選考方式の抜本改正、清掃状況の改善の4点を指摘しました。とくに入居選考方式については、「広く市民に開かれた公営住宅として全市的に活用し再生」「新婚世帯や子育て世帯など若手を中心とする入居優先」、そのための「住戸改善」「家賃補助施策の積極的検討」を求めています。この間、東大阪市が地域住民と力を合わせて、そのための努力を傾注されてきたことに敬意を表するものです。
 法失効後、市営住宅には公募で市内からの入居も実現し、町内の空地などに1戸建て住宅がどんどん建てられ大阪市内をはじめ周辺地域や市営住宅から子育て世帯が移り住むなどの変化も顕著です。昨年3月にJR大阪東線が開通し長瀬駅も設置され利便性はますます向上し、多くの近大生や通勤客、住民がJR長瀬駅を利用するなど地域内を通る人の流れは変化しています。
 この変化をいっそう促進させるとともに、いっさいの特別対策を廃止し、住民自治の前進と多様な住民が居住する地域へと変貌していくことが「部落問題の完全解決」を実現する地域づくりの根幹だと私たちは確信しています。それにむけての東大阪市の努力を是非ともお願いするものです。
 民権連は、市と市教委が「部落」や「同和」という言葉を行政や教育現場で使用しないこと、「人権」の名によるいっさいの特別扱いを止め、福祉・教育の充実をはかることが地域住民や市民の願いに応えることだと考えます。
 次の要望項目への誠意ある対応と回答、話し合いを求めます。


1、部落問題の完全解決のため市長との話し合いを求めます。
2、財特法の失効から7年。東大阪市は同和行政の終結を宣言するつもりはないのか考えを明らかにされること。
3、長瀬人権文化センターから特定運動団体事務所を撤去すること。また、民権連長瀬支部の事務所問題について早急に協議に応じること。
4、地域内公共施設職員の適性配置をすすめること。解同一部幹部が職務時間中に人権文化センター内の団体事務所に入り団体の仕事をしており、公務員として職務に専念するよう厳しく指導すること。
5、人権文化センターの貸館業務について、住民や市民がより良く利用できるよう条例改正をおこない日曜・祝日の貸館をおこなうこと。
6、市の主体性と責任で行政を執行するためにも「地域人権協会」に派遣している職員を職場にもどすこと。
7、長瀬診療所への多額の貸付金について、直ちに返済を求め財政健全化及び福祉・教育施策の充実に役立てること。また、同和関連団体への補助金・委託金(指定管理)の実態を明らかにすること。     
       三ページへつづく

59−3
8、長瀬保育所入所の入所申請・説明会については、長瀬人権文化センターでなく福祉事務所及び長瀬保育所でおこなうこと。現在おこなわれている乳幼児の途中入所(年3回)を、市内すべての保育所で実施すること。
9、住宅家賃の滞納状況(仮設住宅含む)を明らかにし一掃すること。住宅入居については市条例・規則にもとづき公募をおこなうこと。長瀬北校区の優遇措置は廃止すること。
10、住宅集会所について、住民の高齢化もあり畳から机・椅子への改修をはかること。また集会所での飲食について法事等以外でも使用できるようにすること。
11、高齢化がすすみ介護などで車椅子世帯が増えています。住民のエレベータ設置住宅への住み替え要求が多くなっていますが、住宅の入口ドアは内か外開きになっており一人でも車椅子で部屋への出入りがスムーズにできるよう、入口ドアを横開きに改修すること。特に、15号棟は市の調査でも7割近くが高齢単身者世帯です。内開きドアのため健常な者でも中に靴などがあると出入りするのに難点があり、調査し早急に横開きドアへ改修すること。
12、経済部が管理している、地区内作業所・倉庫・事業所・店舗の滞納状況を明らかにし、長期滞納者への行政措置について明らかにすること。また、空作業所・倉庫・店舗・事業所を公表し、条例・規則にもとづいて公募をおこなうこと。
13、わかば温泉の脱衣場・浴場の清掃をきちんとしてください。浴場のメジがカビで変色、脱衣場もホコリが浮いて白く光っています。湯の温度管理をしっかりしてください、途中で熱湯が湯船に入ってきて熱くて入れないときがあります。冬場は湯船につかっていてもちっともぬくもりません。
14、長瀬青少年広場の使用に関して、野球教室(長瀬タイガース)がほぼ毎日独占使用していますが、条例を守り市民に広く公募すること。
15、学校教育で「部落問題学習」をやめること。
16、児童生徒支援加配における「同和特別」をやめること。
17、東大阪市人権教育基本方針(平成15年3月20日)を廃止すること。
 文中の漢字すべてにルビがされていますが、児童生徒、保護者をはじめ市民のみなさんもルビをうたないと漢字を読み理解することができないと考えているのですか。教師、児童生徒、市民を馬鹿にしているのですか。

 富田林支部

1、現在、若松町の市営住宅家賃の集金業務を人権協議会(人権協)に委託されています。そのために、下記のような問題が発生しています。
@家賃の関係費とともに部落解放同盟費や解放新聞代がセットで集金されていること。
A入居者が順番制で集金させられていること。
B個人情報が広く知れわたること。
C集金した家賃などが盗難にあうなど事件が発生していること。

2、そこで、以下の点について要望します。
@直ぐに人権協委託をやめ、市が主体的に家賃などの集金・管理業務をすること。
A家賃の納付は、富田林市営住宅条例施行規則の第15条に基づいて、各入居者に「納入通知書」(納付書)を送付し、各入居者が所定の方法で納金できるようにすること。
B市に相談した盗難被害者については、市が対応すること。
 今、若松町1丁目では、町会花見、盆踊り、秋の「だんじり祭り」、敬老の日の「お祝い行事」、盆前と年末のお墓掃除など、古き良き「しきたり」を大切にし、消防団と防災委員会の活躍による安全対策など、安心して暮らせる安全な町、仲良く暮らせる明るい町を町民のみなさんが望んでいます。
 そのためにも、この要望書を提出します。      以上

59−4
 利権を温存する同和行政の完全終結を
  茨木市議会、日本共産党畑中たけし議員が代表質問

 日本共産党茨木市議団を代表して、2009年度(平成21年度)の市長の施政方針と予算編成について質問いたします。
質問=第14に、部落解放同盟の利権を温存する同和行政の完全終結について、おたずねします。
 新年度も3つのいのち・愛・ゆめセンターの施設の一部を、行政財産の目的外として部落解放同盟支部及び関連団体に使用させると聞いています。こうした不適切な使用許可について、改めるべきであるとこの間指摘してきました。大阪市のセンター内部落解放同盟支部事務所の退去を命じた大阪地裁の控訴審は、この3月2日和解が成立し、今年9月2日までに退去することが決まりました。茨木市も、この決定を踏まえて、新年度からは目的外使用の不許可処分をおこない、退去を求めるべきであります。市長の答弁を求めます。

市答弁(各いのち・愛・ゆめセンターの目的外使用について)大阪市が人権文化センター内の支部事務所の退去を求めていた裁判におきまして、先の大阪高裁の和解勧告では、「支部の活動について一定の理解を示しつつも退去すべき」との判断が示されており、本市におきましても21年3月末までに自主退去するよう求めております。

質問=これまで、何度も厳しく指摘してきましたが、改めて、不公正な同和行政こそ差別解消の妨げであり、同和行政の完全終結こそが、真に平等、公正な社会づくりになると考えております。私たちは、その終結に向けて一貫して追求してきました。07年度には一定の前進もありましたが、同和行政の終結に向けて極めて不十分なままであります。新年度における見直し項目について、改めて答弁を求めます。

市答弁(新年度における見直し項目について)主な見直しにつきましては、各団体等への補助金、分担金の削減、共同浴場運営事業および人権啓発に関する委託事業の廃止であります。

質問=また2つの共同浴場廃止が決まったわけですが、「跡地利用」などと称した新たな同和特別対応は絶対認められません。廃止後の状況について答弁を求めます。

市答弁(2つの共同浴場について)建物は解体を予定しておりますが、跡地については、今後、検討してまいります。

質問=また各いのち・愛・ゆめセンターと3青少年センターの職員の削減について、新年度はどのような形で取り組まれるのか、提示された見直し内容につき、項目ごとの見直し進捗状況とどれぐらいの効果額になると推計されているのか、あわせて答弁を求めます。

市答弁(いのち・愛・ゆめセンターと青少年センターの職員位置と事業の見直し状況について)3青少年センターにつきましては、事業のほとんどを廃止いたしておりますので、基本的には、いのち・愛・ゆめセンターで管理・運営するため、職員位置を見直します。なお、諸施策の見直しによる経費の削減額は、実施年度も異なりますので、算定は致しておりません。

質問=人権センターについては事業委託、補助金支出、職務免除は一切やめるべきであり、各地域人権協とあわせて、その解散を働きかけるべきだと考えます。それぞれ答弁を求めます。また各センターでの相談事業についても廃止すべきです。答弁を求めます。いのち・愛・ゆめセンター、老人憩いの家については、同和施設としては廃止すべきです。
答弁を求めます。     五ページへつづく

59−5
市答弁(人権センターと各地域協議会およびいのち・愛・ゆめセンターの相談事業について)人権センターは、本市の人権行政推進のための協力機関であり、委託することが効率的な事業は委託するほか、必要性のある補助や職員の職務免除も措置してまいります。また、各地域人権協議会は、地域の各種団体によって構成されている民間団体であることから、その解散について働きかける考えはありません。各いのち・愛・ゆめセンターにおける相談事業は、隣保館の基本事業でありますので、今後も引き続き実施してまいります。

市答弁(同和施設としての「いのち・愛・ゆめセンター」「青少年センター」「老人憩いの家」は廃止すべきではないか) 「いのち・愛・ゆめセンター」「老人憩いの家」は、それぞれの事業目的により設置された施設であり、ただちに廃止する考えはありません。また、豊川・沢良宜・総持寺の青少年センターにつきましては、大阪府と協議の後、手続を経て、いのち・愛・ゆめセンターに統合してまいります。

質問=市立診療所の施設維持費の市負担と、運営の保健医療センターへの委託は中止し、市の施設としては廃止すべきです。答弁を求めます。

市答弁(市立診療所について)診療所は、市が所有しておりますので、大きな工事等は市の負担としておりますが、今年度の補修経費はありません。また、その運営につきましては、構成員に三師会のメンバーを揃えた財団法人茨木市保健医療センターに指定管理しておりますので、最適な運営がなされていると考えております。なお、今後も引き続き、広く地域に密着した医療施設として、住民の健康・増進を図ってまいります。

質問=市営住宅の入居について、不当な条件づけは撤廃し、名実ともに市の主体性で一般公募が実現できるよう、改善すべきですが、その現状について答弁を求めます。また府の人権組織や団体に対する負担金や補助金も中止すべきです。見解を求めます。

市答弁(市営住宅の入居について)市営住宅の入居募集につきましては、茨木市市営住宅条例に基づき一般公募を行っているところでございます。

市答弁(人権関係団体等への負担金について)精査し、廃止も含めた見直しを図っております。         (3月6日、本会議質問)

 同和行政は完全に終結を
   わたし孝一議員が平松市長を追及

 3月13日、大阪市議会財政総務委員会で日本共産党のわたし議員は同和問題について、大阪市は人権文化センターなどにかえて市民交流センターなるものを旧同和地区に整備するとしているが、特別対策の継続以外のなにものでもないと指摘。小学校への教員の加配についても、旧同和校が14校で42人、一般校は285校で46人と15倍の開きがあること、中学校の一校当たりの学校維持運営費も、一般校61000円に対し、旧同和校107000円であることを明らかにし、同和行政の完全終結を求めました。
 平松市長は、平成18年11月の同和事業見直し方針にもとづき着実に進めており、残る課題については21年度末までに完了する、などと強弁しました。

59−6
 鳥取県人権侵害救済条例を廃止
    罰則規定などに批判が相次ぐ 

 鳥取県議会で3月25日、罰則規定などに批判が相次ぎ施行されなかった人権侵害救済条例を廃止し、人権相談窓口の設置などを盛り込んだ「県人権尊重の社会づくり条例」改正案が賛成多数で可決、成立した。
 これまでの議論で、人権条例廃止に反対する議員らは「相談窓口では代替案とは言い難い」と批判。平井伸治知事は誹謗(ひぼう)中傷など証拠のない表現に罰則を科すことは困難と、廃止に理解を求めた。
 県議会は自民党系や公明、共産両党などが賛成、民主党系が反対した。
 人権侵害救済条例は、平成17年に都道府県レベルでは初めて成立。人種差別や虐待、セクハラ(性的嫌がらせ)などを禁止し、加害者が勧告に従わない場合、過料など罰則も設けた。県弁護士会などが恣意(しい)的な運用を懸念。18年3月に、施行を停止する条例案が可決されていた。    (3月25日 産経新聞)

 橋下知事劇場どこへ行く
    寝屋川革新懇が検証

 寝屋川革新懇は3月27日、寝屋川市民会館で橋下府政の一年を検証する緊急企画「『橋下知事劇場』はどこへ行く?」を開催し、90人が参加しました。
 井上圭史世話人の開会あいさつに続き、日本共産党の黒田まさ子府議が、3月24日未明、府議会でWTC(大阪ワールドトレードセンタービルデング)への府庁移転を大差で否決し、福祉医療制度の改悪もくい止めたことを報告。「知事の提案を大差で否決したのは府議会の歴史上初めてです」とのべ、大きな拍手がわきました。
 講演した「橋下『大阪改革』の正体」(講談社)の著者の一ノ宮美成さん(ジャーナリスト)は、WTC移転案の否決で、メディアを使い、暴走を重ねてきた橋下流府政運営に初めてストップがかかったと指摘。根底にはこの一年間の「財政再建」に名を借りた府民福祉切り捨てに対する府民の不満、防災問題など府議会からの疑問が噴出したことがあるとのべました。
 橋下知事はメディア受けする攻撃的発言を繰り返しているが、道州制、「夜スペ」、安威川ダム、箕面開発、高速道路などすべて財界の要求を代弁しているとし、「知事とメディアとのもちつもたれつの関係が独裁政治を加速させている。こんなむちゃな知事はいない」と語りました。
 参加者からは、「橋下知事の闇の部分がよくわかった。だまされては不幸」などの感想が寄せられました。

 岡山で
 故「石岡克美さんを偲ぶ会」

 部落問題解決と地域社会に人権と民主主義の確立をめざして生涯をかけて献身してきた石岡克美(全国人権連顧問)さんが昨年11月7日、68歳で急逝されました。
 3月28日、岡山市内の岡山ロイヤルホテルにおいて全国地域人権運動総連合と岡山県地域人権運動連絡協議会の呼びかけで「石岡克美さんを偲ぶ会」が催されました。
 「偲ぶ会」には個人を偲ぶため全国各地から155人の会員、友人、知人が呼びかけに応えて参加、15人の人々が「偲ぶ言葉」を次々とのべました。
 謹んでご冥福をお祈りいたします。

59−7
 ひとつになあれ
    〜わたしの部落解放運動〜 @
      工藤千代美さん

 民権連の現執行委員のなかで一番古い活動歴をもつ富田林支部の工藤千代美さん。工藤さんの部落解放のあしあとを語ってもらいました。
 (小学校のころ)
 小学生の恩師が和歌山県橋本市の人で、新堂小学校では昔の同和教育で、地域に入るということで子ども会活動、小学校の演劇部がありました。家は暗いからいやだったので、小学校のころからずっと表に出るようになっていました。

 (演劇部の練習は欠かさずに)
 学校から帰って、晩ご飯つくって、それからまた学校へ行って、演劇の練習をするとか。小学校のクラブでは、わたしらは貧しかったから、脇役ばっかりしてたんやね、演劇でね。でも欠席せんと毎回行ってたので、その時に子ども会、ええとこのお嬢さんは主役するやん、そんな時分やから。わたしらずっと下っ端や。毎回行って練習しているのに、発表会で家族に見てもらったときに、わたしはほうきで掃いているだけの役だったから、「あんだけ毎日行かんとあかんかったんか」とよう言われました。でも最後らへんで主役の女の子が病気で欠席したんや、ずっと。わたしは毎日行ってたから全部の役をおぼえていて、代役で一回主役になったんです。誰が休んでも全部言えたからね。

 (子ども会が青年部に)
 小学校・中学校と地域で同和教育やっている先生たちが子ども会を作ってくれたん。「こまどり会」というのがあって、そのあと、中学校に行ってからは中学校の子ども会「こだま会」というのをつくって活動をしました。それでやっていくなかで、よそに青年の解放運動があることを知り、「なんでこんなに貧しいんか」という話から「なんで差別されなあかんねん」など、子ども会のなかで一定学んできたんです。「社会がつくったものやったら無くせるのとちゃうか」、「何もわたしらの責任ちゃうわ」ということで子ども会がイコール青年部になっていったんです。

 (市民劇団のなかで)
 中学校を卒業して市民劇団連合というのに入ってたんやけど、そこは武田喜雄さんとか有川功さんとかが立ち上げたんやけど、それが「二十歳」という題名の同和問題を取り上げた劇をやったんです。それは忘れられません。公会堂で一度公演したことがあるんです。その時に差別問題、同和問題がちょっと分かってきたんです。そのなかで知ったというか。「いやあ、かわいそうやなこの子ら」と劇をやりながら、自分もそうやと分からんとやってた。家ではこそこそと言うてるけど、自分のこととは思ってないやん。「差別されたから悔しい」と泣いてたという人をちっちゃい自分から知ってたけど、自分には関係ないと。

 (親友との会話のなかで)
 小学校のともだちで、いまでも仲良しの子やけど。「お母さんが、あそこの子と遊びなや、と言うけど遊んでんねん、関係ないから」と。そこまで言われて遊んでほしいないとけんかした記憶が一回だけあります。そのあともずっと付き合っているけれども。中学校に行ってから、「ああ、ああいう言葉が差別のあれやな。親が遊んだらあかんと言うてるけど、わたしは関係ないから遊んでんや」と。学校は遊びに行くところ、授業中でも毛糸の帽子を編んだりして、ともだちをつくるところやという意識があって。地域に帰ってうじうじしているよりも、わたしは外に出てみんなと一緒で楽しいからサークルに入っていたんです。         (つづく)

59−8
 満開の桜とバーベキュー
   青空と新緑の下で「お花見会」

 民権連長瀬支部と医療生協長瀬・長瀬北支部は5日、東大阪市立金岡公園で「お花見会」をとりくみ36名が参加しました。
 前日の雨で足下を心配しましたが、青空と新緑のなか満開の桜とバーベキュー、ビール、カラオケに会話もはずみ楽しい一日となりました。
 公園はどこも花見で一杯、参加した人は「桜と青空の下でのバーベキューとビールは美味しかった」「車での送り迎えありがとう。桜も満開で楽しかった」と笑顔がまぶしいです。
 役員は、みんなに花見を楽しんでもらうため、早朝からの場所取り、飲み物やバーベキューの準備、参加確認に奮闘しました。

 「路上生活者」への寝袋の寄贈、
   カンパなどご支援、ご協力ありがとうございました。

 今冬の寝袋配布活動も、暖かくなってきた3月下旬で終わりました。「寝袋は風が通らないし、軽くて温かく重宝です。ありがとう」と感謝されています。派遣切りと思われるホームレスの方にも何人か手渡し、事情を聞くことが出来ました。皆さま方の尊いお志を配る事ができましたこと、心よりお礼申し上げます。
 私たち『ろくな者じゃの会』が、移動型野宿者(公園や河川敷などに定着せず、夜だけビルの軒下やアーケードでダンボール小屋を組み立て寝ているホームレス)に凍死防止用の寝袋を配り始めて、10年を迎えました。今シーズンは19回出動し、延べ178人で518個の寝袋を手渡しました。(前季より200個以上も多いのです)これまでの合計は5358個(09・3・25現在)になりました。6月までに、製造業を中心に非正規社員約19万2000人が、住居も貯金もないまま放り出されます。ホームレスが急激に増加するでしょう。早急な対策が必要です。
 寝袋配布は冬季だけですが、寝袋とカンパは1年を通じて集めております。ご支援を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。  2009年3月31日  『ろくな者じゃの会』
 代表世話人 北出裕士
〒543ー0024 天王寺区舟橋町11番16号 鰍fU企画内
郵便振替口座 00970ー4ー267158
口座名『ろくな者じゃの会』

    (編集・編集部)
 学習会
 「安心して暮らせる安全な町を」
と き 4月25日(土) 午後2時〜4時
ところ 民権連事務所 
講 師 古川 康彦 氏(元東大阪市人権文化部参事)

*一人でも多くの参加をお願いします。

民権連
  第6回定期大会

日 時 6月7日(日)午後1時30分〜5時
場 所 府立労働センター2階 文化プラザ
1部 記念講演  一ノ宮美成氏(ジャーナリスト)
2部 第6回定期大会

*役員、代議員のみなさんは時間厳守での参加をお願いします。