2004,9,15

 民主と人権 第4号 2004年9月15日

一面
   府全体に比して、顕著な差はみられない
 平成15年度 府学力実態調査と児童生徒支援加配校調査の比較分析と
    課題整理(平成16年8月大阪府教育委員会)に関して
 昨年四月下旬から五月上旬にかけて、大阪府教育委員会は、府内の公立小学校六年生と中学三年生を対象に、約一〇%の児童生徒を抽出して学力等実態調査を実施しました。と同時に、児童生徒支援加配を配置したすべての小中学校のそれぞれ六年生と三年生を対象に、悉皆(しっかい「全員」)での調査を実施しました。この児童生徒支援加配とは、二〇〇二年三月末の法失効による同和加配廃止にともなう新たな加配制度ー同和加配・不登校加配・いじめ問題行動加配が統合されたものですが、そのほとんどが旧同和校への加配であり、実質は同和加配の継続となったものです。
 わたしたちは、法が失効したにもかかわらず、府全体と支援校を比較して分析することは、差別の固定化につながる不当なものであると批判し、その中止を求めました。と同時に、その調査結果についても私たちに提供することを求め、再三再四の要請の中でようやく提供されたものです。この調査結果についてのお二人からのコメントを掲載します。

 (亀谷義富さん)
  やっとのせいで、比較分析が出されたわけですが、詳細な分析はいずれおこなうとして、取り急ぎ私なりに分析したことを書いておきたい。
※学力調査の結果
小学校
 国語通過率
   府全体七五・四%
   支援校七二・一%
 算数通過率
  府全体六五・五%
  支援校六〇・九%
中学校
 国語通過率
  府全体六三・一%
  支援校六二・一%
 数学通過率
  府全体六二・七%
  支援校六一・九%
 英語通過率
  府全体六一・二%
  支援校六〇・八%

 小学校の各通過率を比較すると、二〇〇〇年調査で大阪府が、旧同和地区は富裕層、高学歴層がどんどんと流出し、そのかわりに貧困層、低学歴層がどんどん流入してきていると書いている実態の割には、格差がないといえます。少し府全体より落ちるというのが正解でしょう。
 中学校の各通過率を比較すると、ほとんど差がないということが明確です。国語、数学、英語のいずれもほとんど変わりません。大阪府のいうように、貧困層、低学歴層がどんどん流入してきているにもかかわらずです。
  (二ページに続く)

二面
 (一ページより)
 この結果を見て、松原のある小学校のように、支援加配を異常なまでにつぎ込み、八時すぎまで当たり前、最終電車に間に合うまで教員を働かせることまでしている支援校(旧同和校がほとんどをしめる)は、いったいなんなのかということが、まず思い浮かびます。この学校などは、もっと加配教員をよこせと言うでしょうか。またある中学校などは、支援加配教員をふんだんによこしているから、そして、強制超過サービス残業などの教員に対する人権侵害をやっているから、府全体と同じレベルを維持できていると言うのでしょうか。
 解放同盟なども小学校はもっと支援をせんからや。中学校はちゃんと支援をしているからや、と言うのでしょうか。皮肉りたくもなります。
 府教委の報告書でも、「府全体に比して、支援校は顕著な差は見られない」(中学校国語、数学、英語とも)とのべているように、もう、こじつけの理屈が通る時代ではありません。
 私もこう言います。民権連もそう言うでしょう。府全体に対して支援校は顕著な差は見られない。よって、旧同和校に偏った学習支援教員の加配はただちにやめよ。学習支援が必要な学校はいくらでもあるよ。そこに平等に回しなさいと。
 
  やっぱりもう差がないことが証明されたんだね。
 
 「支援校」の教育のあり方に大きな疑問
  加配配置までして指導したのに何故?
 大阪府教育委員会は、八月に「平成十五年度児童生徒支援加配配置校学力等実態調査報告書」を公表しました。これは、「学習指導、生徒指導、進路指導の上で、特にきめ細かな指導を必要とする学校に対して、国が平成十四年度から措置している児童生徒支援加配配置校(略称「支援校」)における学力実態や生活状況等を把握し、今後の指導方法の改善及び加配配置の効果測定等に資することを目的に実施」したものであるといいます。
 「特にきめ細かな指導」についてはここでは明らかにされていませんが、現在すべての学校で必要なことではないでしようか。
 調査は、国語と算数・数学に限定し、比較のために府下公立小学校六年生と公立中学校三年生から、一〇%の児童生徒を抽出し比較対象のために「府全体」とし、「支援校」では、小学六年生と中学三年生を悉皆(しつかい)で実施しています。学力、生活等のすべての項目について、「支援校」と「府全体」とを比較しています。
 小学校国語において、「話すこと・聞くこと」、「言語事項」の領域に関して「学力の実態はおおむね良好といえる」といっていますが、設定通過率の平均を上回っているからでしょうが、これにしても「府全体」と比較すると少し低いことがわかります。小学校算数になると、「算数の学力の実態について良好とはいえない」と述べられています。
 さらに、気になることは、各領域における誤答はともかく、「支援校」における「無答率」が「府全体」と比較しても高く、これは府教委の反省点の中にもあげられていますが、加配配置までして指導したというのに何故かという疑問が残ります。加配配置をして、「何を」「どのように」やったのか、明らかにしてほしいものです。
 「生活に関する調査」では、「授業が楽しい」と思っている子が、「支援校」の方が少ないし、ここでも「支援校」の教育のあり方についての大きな疑問が生じます。
      (H・A) 

三面
  第30回大阪はぐるま研究集会
  ー意義深く実り豊かな集会にー
   「ハンナン問題」の事の本質がよくわかった特別報告
 八月十日・十一日の両日、第三〇回大阪はぐるま研究集会がエルおおさか(府立労働センター)で開催されました。
 第一日目、午前十時開会、うたごえに続き、「憲法・教育基本法改悪への策動と私たちの課題」とする村橋端氏の基調提案ではじめられました。引き続き、民主主義と人権を守る府民連合(民権連)谷口正暁書記長から、「部落解放運動の終結、そして、これから」と題する特別報告を受けました。こういう内容の話しは、現場の先生にとって平素聞くことのできない中身であるとして喜ばれました。アンケートの中にも、「『ハンナン食肉問題』も事の本質がよくわかった」という書き込みもありました。
 午後と二日目の午前は、物語文、詩、説明文、生活綴り方、社会科、学級づくりにわたって、十一の分科会と、特別分科会として「教職員の職場と権利『大阪府の教員評価の動向』」について、大阪教職員組合田中康寛教文部長を招いて研究討議が深められました。
 二日目午後、再び全体会を開き、皆で楽しく歌ったあと、社会部会からの「『総合的な学習の時間』について考える」という報告、泉南はぐるま研究会の辻まち子氏の模擬授業があり、続いて詩人武鹿悦子さんにより「童謡とわたし」と題する記念講演をしていただきました。参加者数二百名。 例年開会から閉会まで満席の意義深く実り豊かな集会が今年も開催できました。
 実は「全解連」の発足と同時期の出発をした大阪はぐるま研究会は、早い時期から全解連の事務局には、集会要項の印刷・発送(宛名のタックシール貼りに至るまで)や全体配付資料の印刷・作成等々にわたり、ひとかたならぬお世話になっており、三〇回も継続できたのは、まさにそのお陰であると深く感謝している次第です。集会の報告に合わせて、紙上をかりて心からお礼を申し上げる次第です。
 教育における民主主義の発展を目指して今後とも頑張りたいと思います。
   (村橋端 記)

 国民融合めざす全国交流集会
    第30回総会
*交流集会 
   10月9日(土)午後1時〜5時
     大阪府教育会館(たかつガーデン)2Fコスモス
*第30回総会
   10月10日(日)朝9時〜12時
*ハンナン問題現地見学会
        午後1時〜3時30分
 参加申し込み−国民融合・関西事務所まで
       電話・Fax075−781−0846

四面
  習熟度別授業は差別だA
   「自分で選ぶ」といううそ   柏 木 功
 実は習熟度別学習の効果は確かめられているとはいえません。東京大学教育学部長の佐藤学さんは岩波ブックレット「習熟度別指導の何が問題か」の中で、「習熟度別指導」は外国の研究では有効性が疑わしいと報告しています。
 犬山市教育委員会の客員指導主事をしている杉江修治中京大学教養部教授も「比較的広く信じられている、習熟度別、学力別の指導は学力を高めるのに効果があるという考えは一般論としては誤りなのです。」と述べています(「子どもの学びを育てる少人数授業ー犬山市の提案ー」杉江修治編著 明治図書)。
 大阪市教育研究センターの研究紀要に紹介されている実践でも、「学習効果を考慮すると、各コースの人数は二十人以下が適切」とか「放課後の補充学習」などと書かれています。二十人以下の子どもたちであれば、習熟の程度に応じたグループ分けであろうとなかろうと、子どもたちを大切にした授業ができるにちがいありません。放課後の補充学習が習熟度別指導の成果をまとめたという研究紀要に堂々と書かれているのは不思議なことです。正規の授業時間だけではおいつかないことを自ら示しています。昔から行われていた「居残り勉強」は、実は「習熟度別授業」だった…、そんなアホな。
 成績でグループわけする「習熟度別授業」を導入する時の説明に「目標は同じ」といわれることがあります(例えば大阪市教育委員会のリーフ)。 確かに、学習指導要領には各学年各教科の目標がしめされ、それはどの子にとっても同じです。しかし、学力低下キャンペーンに直面した文科省は、自らの責任をのがれようと「学習指導要領は最低基準である」といいはじめました。子どもの実情に応じて、学習指導要領の範囲を超えて指導してもよいと。二〇〇四年に採択作業が行われた小学校教科書には、従来の検定では許されなかった学習指導要領の範囲や「歯止め規定」を越える内容が「発展」教材として書かれています。教科書にはわざわざ、「この学年の「理科」で学習する内容ではありませんが、もっと学習したいときには、ちょうせんしてみましょう」「すべての児童が一律に学習する必要はありません」と書き込まれています。
 「目標」は確かに同じであっても、目標を達成した子には更にすすむように促されているのです。大阪市教育センターの研究紀要が紹介する中学校の実践では、中学校一年生にコース分けの説明をするのに、「Aコースでは、小学校算数科の内容までさかのぼって学習する場合もある。Cコースでは、第二学年以上の学習に関する問題にチャレンジする場合もある。」とあからさまに説明しています。一年生でこれですから、三年生になると、「Cコースでは難関私学や公立ナンバースクールの入試問題にチャレンジします」とするのでしょうか。
 「習熟度別授業」の導入は、小学校に入学したときから成績別で勉強するのが当然という空気を学校の中に持ち込みます。そうして大阪市では「芸術やスポーツ、言語、ものづくりなどに関する学習で、早くから興味・関心のはっきり現れやすい分野の才能を伸ばすことを目標とする」中高一貫校(此花総合高校併設中学校)が設立され、選ばれた八十人だけが「ゆとりある六年」をすごすことができるようにしようというものです。残る二万人には厳しい受験競争が待ちかまえているのです。椅子取りゲームのように、必ず入れない子がいるという定員枠にして…。     (おわり)

六面
  元気に明るくなっていく
   姿がいちばんの喜び
 ヘルパーステーションをたちあげて
 今年一月にヘルパーステーション“とまと”を立ち上げて八ヶ月が過ぎました。
 徐々に利用者さんも増えています。
 介護の内容、利用者さんとの関係、実務など試行錯誤しながら、地域や、団体などいろんな人の協力を得ながらがんばっています。
 私たちがこの仕事を始めたのは、全解連運動を卒業するにあたって、私たちが培ってきた経験を生かしたい、人間が人間らしく生きられるようにしたい、長年苦労されてきたお年寄りが安心して暮らせるようにという思いからでした。
 そしてこの半年間、いろんな経験をしてきました。この中で、最初はあまり会話がなかった利用者さんが徐々に心を開いて、ヘルパーと話をしてくれるようになり、元気に明るくなっていく姿がいちばんの喜びです。いま、この仕事をして本当によかったと思います。
 そしていちばん矛盾に感じているのが、介護認定を受けていても一割負担をしなければならず、年金生活では十分な介護が受けられないという問題です。そのうえまた、現在介護を受けている人も受けられなくなったり、本人負担も一割負担が二割から三割負担に増えるというような見直しがされようとしています。少し援助があれば、普通の日常生活がおくれるのにそれさえもできなくなりそうです。これが人権尊重といえるでしょうか。
 今後、お年寄りが老後を安心してくらせるように、できるだけのことをしたいと思っています。    (ヘルパー・狭間美鈴)

  人権連が第七回地域住民運動交流集会
     住民運動の経験と教訓を交流
 全国地域人権運動総連合(全国人権連)は四日・五日の両日、福岡市内で第七回地域住民運動全国交流集会を開催、四月に全解連から全国人権連へと発展的転換後の、地域住民運動の経験と教訓を交流しました。
 一日目の全体集会では、主催者あいさつにたった石岡克美議長は、小泉内閣のもと、沖縄でのヘリ墜落事故で警察が現場検証すらできない問題、また自民、公明、民主の与野党が憲法改悪へ歩調を合わせた危険な動きに怒りがこみ上げてくる。こうしたなか、「九条の会」のアピールを活用し、憲法を職場や地域、くらしと政治に生かす日常活動が大切と訴えました。
 新井直樹事務局長が、問題提起で、地域の実情に即した住民運動の課題として、「解同」などの恫喝や暴力を許さず、平和で安全な地域づくりをめざすなど十八項目の課題と組織建設について提起しました。
 二日目は、「要求実現と組織づくり」など三つの柱にもとづいて二つの分散会で活動を交流しました。
 民主主義と人権を守る府民連合から参加した藤本博書記次長は、機関紙「民主と人権」第三号にもとづいて大阪の活動を報告。特に、蛇草で全解連会員が主体となり、一人ぽっちのお年寄りをつくらない仲間づくりを、と宅老所「和氣愛々」開設にむけた会員や住民を大切にしたとりくみを報告しました。  

七面
  民権連のよってたつものは C
     伊 賀 興 一 弁護士(民権連相談役)
 国家があって民衆の生活があるわけではありません。「国破れて、尚、山河あり」なのです。そのことに気がつかされたのは、阪神大震災の被災者支援運動をした時です。

  国家の存在理由 とはなにやねん
 私は奈良で生活していまして、あの日も奈良で寝ていました。五時何分かにものすごい震度でした。奈良の私の家で震度四でしたから、はじめて感じた激震でした。これは危ないと思って家族を全部起こして、テレビを見たら真っ暗でした。どうも死者が出たみたいというような報道から始まるんです。家もいくつかつぶれているかも分からない。だんだん夜が明けてくると、家がつぶれているどころやなかった。何と二十五万棟つぶれている。四〇万世帯が住む家を失った。四〇万世帯ですよ。私の住んでいる大和郡山市は九万人ですからね。四〇万世帯といえばどれだけの規模か。一世帯二人としても八〇万人が住む家を失った。この時に、私の頭をかすめたことがあります。被災者はこの国に何が要求できるか、どのような権利があるのか、ということです。そんな意識で、ずっと毎週のように被災地に通い続けました。こんな時こそ国が自分たちにある程度のお金を回してくれたら、あと面倒見てほしいとは言わんと、いうのが単純化した被災地の要求でした。 確かにつぶれた家、ローンがあってつぶれてローンだけが残った、このローンどないしょう、この家どうしよう、いうふうに要求を個別的に見ていったら五万も十万もの要求になるんですけれども、結局集約すると、住んでいた家、すなわち生活の土台、生活基盤といいますが、それがガタガタと破壊された時に、明日の生活を運営する土台がぬかるんでしまって、踏ん張れない状況だと私は感じました。土台をコンクリートしてくれという要求だった。この土台をコンクリートしてくれという要求は、実は一世帯三〇〇万円でいけました。即座に一世帯ずつ三〇〇万円配って、借家を借りる、日常生活の鍋釜、それから子どもの勉強机、衣服、それを揃えたらまたその生活者は生活していけるんです。この時に、国家の存立理由ってなんやねんて私は考えました。皆さんと一緒に仮設住宅で避難所で懇談をして考えていったのがそれでした。生活者の、生活運営力を支えることをできない国なんて、存立理由がない!そういう意味では国のあり方、国というものと自分の生活というものを考えるということはものすごく大事なことで、お茶をにごさない、本質について絶えず考える団体・組織、働きかけが必要なんだと私は考えます。

 国のあり方、自分の生活を考えることはすごく大事なこと
 いまの小泉政権、決して安定しているわけではありません。安定しているように見える、多数決で何でも通せる力を持っているように見えるけれども、彼らの政策はこの国の生活者に心に響いて、ああ、ええことをしているというふうに聞こえるようなものはほとんどありません。そういう不安定な政権であるにもかかわらず、それに対する批判の力があまり強いと思えない状況に、人様に責任をなすりつけるのじゃなくて、私が皆さんがまずそこで確信をもって、必ず自分たちの生活、民衆の生活を守る力をつくったらええやろが。あんたらそれ出けへんかったらいつでもやめさせたるで、ということを言おうじゃないか。この力、これが私の考える「民権」なのです。       (つづく)

八面
  第二期ホームヘルパー二級養成講座修了式
   高齢者の方々に優しさと暖かさを持って
 特定非営利活動法人住民自治まちづくりセンター(全解連会館内)が医療法人木津川厚生会、南大阪医療生協、港医療生協、大正医療生協、西成医療生協と協力して四月三日に開講した、訪問介護員養成二級課程(第二期四十一名)通学コースの修了式が八月二十八日、全解連会館でおこなわれ、東延理事長より修了証明書が授与されました。
 修了式であいさつに立った東延理事長は、「みなさん方の努力で無事修了式を迎えることができました。ヘルパーの仕事は高齢者の方にとってなくてはならないお仕事です。この講座で学んだ知識、技術をいかして、高齢者の方々へ優しさと、暖かさをもって接していただきたい。また、すべての人の人権が保障された社会を築くためにも、ヘルパーとして奮闘していただくことを期待しています。」と呼びかけました。
 受講生は、一人一人名前を呼ばれ、前に出て修了証明書を手にしたとたん笑顔に変わりました。
 その後の茶話会で、全員からヘルパー講座を受け、修了した感想を語ってもらいました。
 「職安の紹介で申し込みの電話をして、翌日すぐに受講できるとの返事がありうれしかった。」「施設実習、同行訪問、デイケア提供現場と介護現場の色んな経験ができてよかった。」「家族に言われ受講、同じ年齢層の人たちがいて話しができたので続けられた。」「明日からでもヘルパーとしてがんばって働きたい。」等々の感想が語られました

  秋晴れのもと宅老所「和氣愛々」が開所
   「ええことしてくれる、うれしい」
 九月四日、東大阪市長瀬町の市営住宅の店舗において、宅老所「和氣愛々」の開所式が盛大におこなわれ、運動の違いをこえて多数のお年寄りが集い、祝福しあいました。
 開所式は「天馬鈴若とその一味」による“祝い太鼓”でオープニング、宅老所「和氣愛々」代表の喜多信子氏が設立の主旨・経過とお礼のあいさつを述べました。続いて各来賓の祝辞の後、天馬鈴若師匠の三味線、ウーロン茶で乾杯の後、前日から用意した手作りの料理を食べながらの歓談で、「ええことしてくれる、うれしい」と喜ばれています。
 六日からは、朝のモーニングやバランスのとれた昼食をとりながら、「家で一人で食べるより、みんなの顔を見ながら食べると美味しくたくさん食べれる」と笑顔がまぶしいです。また、食後のカラオケや手芸を教え合ったりと、開所早々から、お年寄りが気軽に集える宅老所となり大変喜ばれています。