2013年12月15日 

   民主と人権 第113号

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 大阪府 南大阪食肉市場提訴
  決定が下れば即対応する
      松井知事と懇談 

 民権連は12月5日、府庁会議室で松井一郎知事との懇談をおこないました。
 谷口正暁委員長あいさつのあと、@「同和行政」の終結宣言をおこなうこと、A人権の名による「府民意識調査」をやめること、B「同和地区」呼称問題について、C大阪府人権協会への事業委託、補助金の廃止の4点の問題提起をおこないました。
 大阪府は12月4日、南大阪食肉市場株式会社への貸付金25億円の返還を求めて大阪地裁に提訴したこと、松井知事は、地裁の決定が下れば即対応すると回答しました。
(意識調査では、府下自治体で「友人・知人に同和地区関係者…」との設問がある)との指摘に、その設問はあかんと思う。ネット社会の中での問題をどうするか、改善していく施策は必要。(同和地区呼称問題)前橋下知事、綛山副知事と同じ認識です。数々の人権侵害を侵してきた府人権協会への事業委託は廃止せよとの要求に対して、組織の問題でなく個人の問題、現在は利権につながるお金は出ていません、と論点を逸らしました。

 谷口委員長あいさつ
 私たち民権連は水平社運動の伝統とその精神を受け継ぎ、部落問題の解決をめざして一貫して運動を進めてまいりました。
 いまは、日頃の生活の中で部落問題を意識することはまずありません。地域の状況もかつて見られた劣悪な環境はその面影すら見られません。部落問題はほぼ解決したと言える状況に至っております。
 地域住民の努力はもとより、府民の皆様のご理解・ご協力、国及び大阪府をはじめ府内自治体による特別対策事業の実施、この三つが相まってここまで到達できたものと深く感謝しているところであります。
 また、こうした変化を生み出した根底には何よりも、国民主権、基本的人権の尊重を明記した日本国憲法にあることは言うまでもありません。
 ところが今、憲法9条をはじめ日本国憲法を改悪する動きが強められています。政府は今日または明日6日に、国民を威嚇し、表現の自由と基本的人権を侵害する秘密保護法案の強行可決・成立を図ると言われています。 
 しかしこの希代の悪法、秘密保護法案に反対し、廃棄を求める声はマスメディ 
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 委員長あいさつのつづき
アをはじめ国民の間に空前の広がりを見せています。 なぜ国民はこの秘密保護法案に反対し廃棄を求めるのか。それは戦争の足音が聞こえてくるからです。日本をいつか来た道に逆戻りさせない、二度と戦争をしない平和な日本であり続けたいという強い願いがその背景にあることは明らかではないでしょうか。
 松井知事におかれましては今後とも、平和主義、国民主権、基本的人権の尊重、地方自治など日本国憲法のさし示す原理・原則を遵守して大阪府政に邁進していただくことを重ねてお願いして私のあいさつといたします。


 秘密保護法案 参議院で強行採決
   私たちは黙らない 学者3500人突破

 人権・民主主義・平和を踏みにじる秘密保護法案が12月6日深夜の参議院本会議で、自民・公明の強行採決で成立しました。審議すればするほど憲法と相容れない法案の本質が明らかになり、「廃案」「慎重審議」を求める国民世論が日増しに広がるなかでの暴挙です。
 共産党の志位委員長は、今日を新たなスタートにして、秘密保護法撤廃のたたかいに立ち上がろうではありませんか、今回の強行劇というのは、安倍政権の終わりが始まった、ということになると思います。必ずこの暴挙は、国民と歴史によって裁かれる。その日が必ずやってくる。たたかいはこれからです。と訴えました。
 各界・各分野の諸団体は7日、同法の「廃止・撤廃」を求める抗議声明や談話を発表しています。
 秘密保護法成立後、全国的に撤廃を求める新たな行動が全国各地で始まっています。
 秘密保護法の強行採決に反対する学者の声が、成立後もさらに大きく広がっています。「特定秘密保護法に反対する学者の会」の声明への賛同者は、学者3511人(19日現在)に達し、いまも増え続けています。会は、ノーベル賞受賞者の白川英樹氏、益川敏英氏を含む、分野をこえた著名な学者31人で結成。11月28日に廃案を求める声明を発表しています。

 堺に続き「維新」に圧勝
      岸和田市長選

 岸和田市長選挙は11月24日投開票され、「民主市政の会」が自主的に支持したしぎ芳則氏が3万2465票を獲得、維新を隠した2万1785票の原田ひでお氏を押さえて初当選しました。
 「民主市政の会」は選挙戦で、相手候補は維新であることを市民に明らかにしてきました。相手陣営は、「共産党や労働組合に岸和田が乗っ取られる」とデマ宣伝し、選挙戦を「保守対共産党」の構図と偽って市民共同を分断し、終盤には違法なビラ配布など、なりふり構わぬ選挙活動をおこないました。
 しぎ氏は「岸和田のことは岸和田で決める」「大阪府や大阪市、維新の会のいいなりにはならない」と反維新を明確に打ち出し、「命を守ることこそが政治の原点」として8つの政策プランを約束。「子育てするなら岸和田で」「医療を受けるなら岸和田で」と医療・子育ての充実を掲げ、政策をすすめるにあたっては、ていねいに議論し、お互いが納得できるような形ですすめると訴えて大きな反響を呼びました。今回の選挙は、橋下・維新の会が大阪市で進める市民の暮らし切り捨てや「慰安婦」発言、職員の思想調査など異常な人権感覚に基づいた「維新政治」を歴史と伝統ある岸和田市に持ち込ませるのかが問われた選挙戦でもありました。

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 民権連、多彩なとりくみに参加

  平和憲法の役割に注目
   10月13日「9条世界会議」大阪で開催

 憲法9条の意義を世界の人たちと考えようと「9条国際会議」が10月13日、大阪府吹田市の関西大学で開かれ、12カ国23人の海外ゲストを含め約500人が参加しました。
 主催者あいさつで翻訳家の池田香代子さんは、「集団的自衛権」の行使容認へとひた走る安倍政権は、国民に気づかれないように憲法の息の根を止めてしまおうとしていると指摘。「9条の無力化どころか立憲主義の否定です」「平和を愛する世界の人々に支持されている9条を否定する者たちの挑戦を受けて立とう」と呼びかけました。
 関西大学の高作正博教授は、安倍政権とともに改憲を目指す「維新の会」が実権を握る大阪で、世界の人々と9条守る運動を展開する意味は大きいと話しました。
 参加者は、全体会と「戦争のない世界へ」「アジアの中の9条」「平和への権利」の分科会で、元米陸軍大佐で平和活動家のメアリ・アン・ライトさんら海外ゲスト、国内の研究家と、9条が国際情勢の中で果たす役割への認識を深めました。
 14日は、平和を愛する世界中の人たちと日本国憲法9条の意義を考える「9条世界会議・関西2013」が大阪市中央体育館で開かれ、国内・外から招いたゲストのさまざまな発言で約5000人の参加者が、日本の平和憲法の果たす役割への認識を深めました。

 原発ゼロ 粘り強く
  10月20日 大阪「会」発足2周年のつどい

 原発ゼロの会・大阪は10月20日、発足2周年記念のつどいを大阪市内で開き、500人が参加しました。講演、ビデオレターによる福島からの現状報告、草の根の運動の交流、展示などを通し、「原発をなくし、自然エネルギーの推進を」と思いを新たにしました。
 同会世話人代表の金谷邦夫氏があいさつし、安倍政権のもとで原発推進政策がすすめられているが、国民世論は過半数が脱原発だと強調。今後も粘り強く運動を展開していこうと呼びかけました。
 「原発コスト」などの著者の大島堅一立命館大学教授が記念講演。原発コストとは何か、誰にとってのコストかを理解することが重要だと述べ、発電や使用済み燃料の処理・廃炉のコストは実質上国民負担となっているしくみを解明。「利益は電力会社、リスクと費用は国民負担というしくみを改める必要がある」と述べました。
 大阪うたごえ協議会が合唱を披露。関西電力本店前で金曜日行動に取り組むツイット・ノー・ニュークス大阪の竹内徹志さん、ストップ・ザ・もんじゅの池島芙紀子さん、日本共産党の辰巳孝太郎参院議員が連帯あいさつし、20地域・団体が活動を報告。原発賠償関西原告団の弁護団から支援の訴えがありました。
 桂歌之助さんが落語を披露しました。
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 “戦争できる国”へひた走る安倍内閣
  10月29日 市民の力で暴走止めよう

 集団的自衛権行使の容認と秘密保護法案を阻止し、憲法生かす共同を広げて改憲を阻止しようと、大阪憲法会議・共同センターが秋の憲法学習講座を10月29日、大阪市天王寺区内で開き、会場いっぱいの280人が参加しました。
 あいさつした大阪憲法会議幹事長の梅田章二弁護士は、臨時国会に国家安全保障会議(日本版NSC)の設置法案と特定秘密保護法案がセットになって出てきている問題に触れ、「安倍政権は、いよいよ日本を戦争できる国にしようと、国会の中の多数派を前提に牙をむき出し始めている」とし、「市民の力で国会を包囲し、安倍内閣の暴挙を許さない運動を大きく発展させていこう」と呼びかけました。
 学習講座では、一ツ橋大学名誉教授の渡辺治さんが「安倍政権の新たな改憲戦略と運動の課題」と題して講演しました。
 事務局からは、9条はじめ明文改憲や解釈改憲の策動阻止、秘密保護法案、国家安全保障会議関連法案を廃案に追い込み、憲法を守り生かすために、10万回100万人参加の憲法学習大運動、440万人目標の憲法改憲阻止府民過半数署名の年内200万達成、全府民を対象とした宣伝・対話・集会、橋下「維新の会」による憲法と地方自治破壊を許さない取り組みなどが提起されました。

 うたごえ祭典・大阪が開幕 11月2日
   命・未来 高らかに
 
 うたごえ運動65周年を記念する「日本うたごえ祭典・おおさか」が11月2日、大阪市の大阪城ホールで大音楽会が開かれました。全国から1万人が参加し、「すべてのいのち輝かせ 未来への希望をうたおう」をテーマに、生きることの喜びや働く者の誇り、ふるさとへの思いなどを歌に託しました。
 色鮮やかなTシャツと元気なダンスで舞台を盛り上げたのは、教育や保育、医療の現場で働く人々、子どもや高齢者、障害のある人たちのステージ。人と人がつながり、誰もが安心して暮らせる社会を願って、笑顔で歌い上げました。
 ソプラノ歌手の佐藤しのぶさんは、核兵器のない世界を願うオリジナル曲「リメンバー」を手話付で披露し、会場を魅了。全国から集まった合唱団が、日本を代表する3人の作曲家の65周年記念作品「聴く力」(外山雄三さん)、「わたしを育てた稲」(池辺晋一郎さん)、「風を返して 土をかえして」(新実徳英さん)を池辺さんの指揮で演奏しました。
 祭典の実行委員会は、来年の開催地・宮城へと引き継がれ、壇上の1500人と会場が一体となり、NHKの復興支援ソング「花は咲く」の大合唱を響かせました。
 大阪で開かれた日本うたごえ祭典は、最終日の4日、高槻市、門真市、吹田市で合唱発表会とオリジナルコンサートをおこない、閉幕しました。今回の祭典には、3日間でのべ1万9000人が参加しました。

 部落問題と教育を考える研究交流集会

と き 2014年1月19日(日)午後1時〜4時
場 所 たかつガーデン705号室(上六・府教育会館)
 記念講演
  「地域から見る大阪の部落問題の到達点」
    谷口正暁氏 (民権連委員長)

 主催 大阪教育文化センター「部落問題と教育」研究会
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 革新懇 新しい共同へ
  11月16日 地域・職場・青年の全国交流会

 「激突の情勢 政治を変える新しい共同を」をスローガンに掲げた全国革新懇の「地域・職場・青年革新懇全国交流会」が11月16日、大阪府堺市で開かれました。「自共対決」の政治情勢や一点共闘の広がりを受けて過去最高の約1700人が参加、草の根からの取り組みを元気に明るく交流しました。
 会場の堺市民会館は満席で急きょ椅子が設けられるほど。原発反対で一点共闘する首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんが連帯あいさつし、「原発ゼロの声を上げ続ける。すべての問題はつながっている。一緒に社会を少しでもよくしたい」と訴え、市民共同で橋下・維新の会による市政乗っ取りを打ち破った竹山修身・堺市長がメッセージを寄せました。
 代表世話人の志位和夫日本共産党委員長が「現在の情勢の特徴と革新懇運動」と題して特別発言。@日本の情勢A2010年代の世界の特徴B安倍政権をどうとらえるかC統一戦線の現状と展望ーの4つの角度から解明。「いよいよ革新懇運動の『出番の情勢』の到来です」とのべ、運動の発展を呼びかけました。
 「これまでの枠を大きく越えた市民共同の運動が発展した歴史的な勝利です。一点共闘の運動が勝利の土台を築いた」。市長選のたたかいについて「住みよい堺市をつくる会」の丹野優事務局長が報告すると割れんばかりの拍手がわきました。
 大阪の寝屋川革新懇は、憲法9条を守れと9年、消費税増税反対で6年、原発反対で1年になる粘り強い運動を報告。
 福井革新懇は、秘密保護法反対で共産、民主、社民、維新の4党の反対アピールが実現し、マスコミで革新懇の取り組みだと取り上げられたと紹介。
 半年前に立ち上げた大阪の青年革新懇の代表。ブラック企業問題など青年の悩みや要求のよりどころとなっているとのべ、「歌って、学び、政治、社会を変える革新懇になれるように頑張る」と発言しました。
 17日、大阪市内で12の分散会・交流会・分科会を開いて交流し、2日間の日程を終えました。

  戦争はイヤ! 2300人
  12月1日 秘密保護法廃案へ 御堂筋パレード

 安倍自公政権が成立を狙う秘密保護法案をなんとしても廃案にと1日、大阪憲法会議など憲法を守る9団体が共同で呼びかけた「戦争はイヤ!御堂筋パレード」が大阪市内でおこなわれました。
 大阪市北区の中之島公園・女神像前で開かれた集会には1500人が参加、行進中に次から次へと合流して2300人を超える隊列なり、イチョウ並木が黄色く色づく大阪市のメーン通り、御堂筋を淀屋橋からミナミの繁華街、難波まで2時間にわたってアピールしました。
 行進に先立つ集会では、大阪憲法会議幹事長の梅田章二弁護士が「市民の大きな力で国会を包囲し、私たちが多数派だと示そう」と訴え、大阪弁護士会の西浦克明副会長、おおさか女性9条の会のマリア・コラレスさん、とめよう改憲!おおさかネットワーク共同代表の中北龍太郎弁護士があいさつしました。
 96歳の池田幸一さんは「いても立ってもいられなかった」と妻のヒロコさん81歳と豊中市から参加。
「私はシベリアに抑留され、目・耳・口がふさがれた国民がいかに犠牲になるかを体験した者として、反対の声を上げ続ける」と話していました。

113−6
 東大阪市の不正財産管理を追及する
  「はぐさ生協」住民訴訟  弁護士 藤井恭子

1、東大阪市の不正な財産 管理の数々
 本住民訴訟は、東大阪市に住む5名の住民が、東大阪市の不正な財産管理に対して「これはおかしい」と声を上げた裁判である。
 東大阪市にある生活協同組合「部落解放蛇草地区生活協同組合」通称「はぐさ生協」。
 東大阪市は、「はぐさ生協」に対して、合計2000万円の貸付を行っているが、貸付から8年経過した提訴時において、974万円が未返済の状況となっていた。
 さらに、東大阪市は同生協に対して施設の使用許可をしているが、約12年間にわたって使用料が全く支払われていなかった。
 そうであるにもかかわらず、市は「はぐさ生協」に対して、貸付金の返済・施設使用料の支払いを求める法的措置や、施設の明け渡し請求など行ってこなかった。
 さらに東大阪市は、かかる状況であるにもかかわらず、「はぐさ生協」から主に保育園の給食の材料となる食料品を継続的に購入し続け、年間約1000万円もの給食材料費を5年以上も支払い続けていたのである。
 東大阪市住民の5名は、市の財産の管理があまりにもずさんであるとして、市に対して監査請求を行い、引き続き、平成23年9月16日に住民訴訟を起こした。

2、本件の争点
(1)原告らが東大阪市に求めた事項は、次のとおりである。
@ 市が「はぐさ生協」に対して施設使用料の支払請求を怠っていることが違法であるこ との確認
A 市が「はぐさ生協」に対して施設使用許可取消、明け渡し請求を怠っていることが違 法であることの確認
B 市の「はぐさ生協」に対する施設使用料の支払請求
C 市が「はぐさ生協」及び連帯保証人(東大阪市長瀬人権地域協議会)に対する貸付金 の未返済額の支払請求を怠っていることが違法であることの 確認
D 市の「はぐさ生協」及び連帯保証人に対する貸付金の返済請求
E 市と「はぐさ生協」との取引及び取引にかかる公金の支出の差し止め

(2)現在、原告と被告との間で争点になっているのは、以下の点についてである。
@ 貸付金の返還請求及び施設使用料支払請求は、地方自治法242条の2第1項4号の 「損害賠償 請求」にあたるか。
A 貸付金の連帯保証人である「東大阪市長瀬人権 地域協議会」は、当初、市との間で 連帯保証契約を締結した「東大阪市同和事業促進蛇草地区協議会」が解散した後に作ら れた団体であるが、両団体との間に同一性がある か。
B 市の「はぐさ生協」に対する貸付金返還請求権は消滅時効が成立しているか。

3、訴訟継属中の東大阪市 の対応   
 東大阪市は、提訴直後に、「はぐさ生協」からの食料品購入を取りやめた。  
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 また、平成23年12月には、「はぐさ生協」に施設の明け渡しをさせたと主張した(ただし、一応明け渡しを確認できたのは、今年に入ってからである。)。
 住民訴訟を起こしたことで、東大阪市による公金の無駄遣いが一部なくなり、これらの点に限ってみても、本住民訴訟には意味があったと考えている。
 しかし、他の論点との関係では、東大阪市は極めて不当な対応を行ってきている。
 例えば、東大阪市は、貸付金の連帯保証人である「東大阪市同和事業促進蛇草地区協議会」は既に解散した団体であると主張している。しかし、同協議会は、同じ役員・同じ所在地・同じ目的で「東大阪市長瀬人権地域協議会」として引き続き存在している。
 両団体の同一性は、客観的に見て明らかであるにもかかわらず、東大阪市は形式上の理由のみを根拠に、「東大阪市長瀬人権地域協議会」に対して連帯保証人としての責任追及を行おうとしない。
 また、東大阪市は、長期間、はぐさ生協に対して書面による貸付金返還請求を行ってこなかったことを理由に消滅時効が成立していると主張し、損害額の減額を主張している。自らの財産管理の懈怠を理由に、消滅時効の成立を主張するなど、言語道断の態度と言わざるを得ない。

4、今後の裁判と、本訴訟の意義
 東大阪市の不適切極まりない財産管理の根底には、市と部落解放同盟との根深い癒着がある。裁判での東大阪市の対応を見る限り、市は行政の担い手としての主体性を失い、部落解放同盟の利権に振り回されているとしか言いようがない。
 しかし、東大阪市が不適切な公金支出を続けることで、不利益を被るのは住民である。
 東大阪市と部落解放同盟の根深い問題を住民が追及していくことで、市の姿勢を正す一つの契機とすることができればと考えている。
(弁護団は、大阪法律事務所の長野真一郎、城塚健之、岩佐賢次、藤井恭子の4名)


 青少年センター、運動広場の見直しを求める
        東大阪市社会教育部と懇談

  【11月21日】
 社会教育部と、要求書回答にもとづく懇談をしました。

《民権連の要望》
@青少年センターなど公共施設での過剰な予算、職員配置を抜本的に見直し、公平な運営をこなうこと。
 長瀬青少年センター事業の「トンボクラブ」を廃止すること。また、「はぐさ解放子ども会」にセンター使用をさせないこと。
A青少年運動広場を、市民誰もが使える条例に変更すること。

【市の回答】
@長瀬青少年センターは、正職員15名。 館長、図書、保健、スポーツホール各1名、事務3名。トンボクラブは37名(1〜3年生)で指導員7名。会費は、年間6000円を12000円に上げた。
 他に、サイクルチャレンジ (4〜6年生が随時)に指導員1名。
 中学友の会は、試験前と月・火・木曜日。高校友の会は、試験前に勉強。
 地域の学力向上のためにとりくんでいます。
 (トンボクラブ)学童保育と差があることは認識しています。今日、指摘を受けて検討していきたい。
A青少年運動広場は、くらしのガイドとホームページに利用案内をのせています。
 長瀬は、今年4月〜9月で、一般は9回使用。長瀬タイガースは(火)・(木)の放課後使用(午後5時まで)。
 荒本(H24年)は、オール意岐部193件、大会・市民112件使用。
 誰でも利用してもらえるようじわじわ解決していきたい。
 外部監査の指摘がなくとも館長として見直していかなあかんと思っている。と回答しました。

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 ダンス・寸劇、ファッションショーを楽しむ
     美味しいお昼と素敵なおしゃれの会

 11月30日、東大阪市長瀬人権文化センターにおいて、光り、輝こう!!「第2回美味しい“おひる”と素敵な“おしゃれ”の会」が開かれました。
 街かどデイハウス「和氣愛々」の利用者さんによる合唱「雑草のうた」で始まりました。「和氣愛々」で前日から準備した美味しいおひるを食べながら、社交ダンスと寸劇、ブラスバンド演奏を楽しみました。
 社交ダンスでは、礼服に身を包んだ男性のリードでステップも軽やかに昔のことを思い出して踊っています。スタッフの寸劇も笑い声で一杯です。昨年に続き出演してくれた、東大阪市立俊徳中学生によるブラスバンドではみんなで盛り上がりました。
 最後は、ファッションショーがおこなわれ、赤い絨緞が引かれた上を、元気な人も車イスや杖をたよりの参加者も、スタッフにエスコートされた笑顔が可愛く、とっても楽しい一時を過ごすことが出来ました。
 この日を前に、「和氣愛々」のみんなで毎日大きな声で合唱や人権文化センターで2回ファッションショーの練習をしました。主催はNPO法人東大阪元気で長生きする会。 

 参加者の感想
・みんなの前でファッションショーに参加して若返って楽しかった。
・恥ずかしかったけどとっても楽しかった。
   (長瀬・喜多信子)

 多世代間の交流と親睦
  箕面・餅つき交流会

 12月8日、第23回もちつき交流会が箕面桜ヶ丘老人いこいの家に於いて開催されました。
 地域住民による高齢者から子どもまで多世代間の交流と高齢者相互の親睦を深めることを目的に23年間続けられて来ました。
 今年は初めて箕面市長も参加、大いに盛り上がり、250人の人たちがぜんざい、雑煮、きな粉・のり・よもぎ餅を楽しみました。
 となりの桜ヶ丘文化センターでは、桜ヶ丘カフェが同時に開かれ、アンパンマン人形、コーヒー、カルピスのサービスと能勢の新鮮野菜が販売され、子どもたちやお母さん方から大変喜ばれました。
  (箕面・工藤一郎)